三菱エコキュートで使える入浴剤一覧|推奨品と注意点を解説

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三菱エコキュートで入浴剤を使いたいけれど、「故障の原因になるのでは?」と不安に感じている方は少なくありません。

実は三菱電機が推奨する入浴剤を正しく選べば、フルオートタイプでも安心してバスタイムを楽しめます。

この記事では、三菱エコキュートで使える入浴剤の一覧と発売年ごとの対応状況、使えない入浴剤の見分け方、さらに入浴剤使用後の配管メンテナンス方法まで詳しく解説します。

お気に入りの入浴剤で、毎日のお風呂をもっと快適にしましょう。

目次

三菱エコキュートで入浴剤は使えるのか

結論:条件を守れば入浴剤は使える

三菱エコキュートでも入浴剤は使えます。

ただし、すべての入浴剤が自由に使えるわけではなく、三菱電機が推奨する入浴剤を選ぶ必要があります。

バブやバスクリンなど特定のシリーズの透明タイプであれば、問題なく使用できるのが基本です。

項目内容
使える入浴剤バブ・バスクリン・バスロマン・温包(各シリーズの透明タイプ)
使えない入浴剤にごり湯タイプ・バスソルト・硫黄系・固形物入り
制限の対象フルオートタイプのみ(セミオート・給湯専用は制限なし)

大切なのは、自分のエコキュートのタイプと発売年を確認した上で、対応する入浴剤を選ぶことです。

この記事では、三菱エコキュートで使える入浴剤の具体的な一覧や、使えない入浴剤の見分け方、入浴剤使用後のメンテナンス方法まで詳しく解説します。

フルオートタイプで入浴剤が制限される理由

入浴剤の使用に制限があるのは、フルオートタイプのエコキュートだけです。

フルオートタイプには「追いだき」や「自動保温」の機能があり、浴槽のお湯が配管を通ってヒートポンプユニットまで循環する仕組みになっています。

この循環の際に、浴槽に溶けた入浴剤の成分が配管やポンプの内部にまで入り込んでしまいます。

  • 硫黄や塩分を含む入浴剤は金属配管や熱交換器を腐食させる
  • にごり湯の成分である炭酸カルシウムは配管内部に沈殿・付着して詰まりの原因になる
  • とろみ成分やミルク成分は配管の内壁にべとつきとして残り、洗い流しにくい
  • 固形物が含まれる薬草やゆずは循環口のフィルターやポンプに詰まることがある

こうしたトラブルが重なると、エコキュートの修理や交換が必要になります。

配管まわりの部分修理でも数万円、ヒートポンプユニットの故障なら8〜20万円程度、本体交換ともなれば数十万円規模の出費になることもあるため、推奨品を守ることは経済的にも大切です。

セミオート・給湯専用なら制限なし

セミオートタイプや給湯専用タイプのエコキュートであれば、入浴剤の制限は基本的にありません。

これらのタイプには追いだき機能がなく、浴槽のお湯がエコキュート内部を循環することがないため、入浴剤の成分が配管やポンプに影響を与える心配がないからです。

エコキュートのタイプ追いだき機能入浴剤の制限
フルオートありメーカー推奨品のみ使用可
セミオートなし基本的に制限なし
給湯専用なし基本的に制限なし

自分のエコキュートがどのタイプか確認するには、リモコンに「追いだき」ボタンがあるかどうかが目安になります。

追いだきボタンがなければセミオートか給湯専用の可能性が高く、好きな入浴剤を楽しむことができます。

三菱エコキュートで使える入浴剤一覧

バブシリーズの対応状況と注意点

花王のバブシリーズは、三菱エコキュートで最も幅広い機種に対応している入浴剤です。

2010年発売以降の機種であれば使用でき、炭酸ガスの泡で血行を促進するタイプの入浴剤として多くの家庭で親しまれています。

対応状況詳細
対象機種2010年発売以降のフルオートタイプ
使用OKバブ(透明タイプ全般)
使用NGバブミルキー、バブチーノ、バブうるおいプラス、バブ for SKIN素肌うるおいタイプ(にごりタイプ)
使用NGバブ for SKIN素肌さらすべタイプ(シリカパウダー含有タイプ)

バブを選ぶときは、お湯に溶かしたあとの色に注目してください。

お湯が透き通ったまま色づくタイプは使用できますが、乳白色ににごるタイプはエコキュートの配管に沈殿物が残る可能性があるため使用できません。

また、シリカパウダー含有タイプも配管詰まりの原因になり得るため、エコキュートでは絶対に使用してはいけません。

バスクリンシリーズの対応状況と注意点

バスクリンシリーズも、三菱エコキュートで使用が認められている入浴剤のひとつです。

対象となるのは2018年発売以降の機種で、バブよりも対応の開始が遅いため、少し古い機種では使えない点に注意が必要です。

  • バスクリンシリーズ全般:2018年発売以降の機種で使用可能
  • バスクリンピュアスキンシリーズなどのにごりタイプ:使用不可
  • SRT-C20D(コンパクトエコキュート):使用不可

バスクリンは森や花の香りなどバリエーションが豊富で、季節に合わせて香りを変えて楽しめるのが魅力です。

購入時には、パッケージに「にごり湯」や「ミルキー」といった表記がないことを確認すると安心です。

バスロマン・温包シリーズの対応状況

アース製薬のバスロマンシリーズと温包シリーズも、三菱エコキュートで使用できます。

ただし、それぞれ対応する発売年が異なるため、ご自宅の機種の発売年と照らし合わせて対応状況を確認することが大切です。

シリーズ名対象機種使用不可のタイプ
バスロマン2018年発売以降(SRT-C20D除く)にごりタイプ(バスロマンスキンケアなど)
温包2022年発売以降(SRT-C20D除く)にごりタイプ・とろみタイプ(温包とろり炭酸湯シリーズなど)

温包シリーズは2022年発売以降の比較的新しい機種にのみ対応しているため、それ以前の機種をお使いの場合はバブやバスクリンを選ぶのが確実です。

いずれのシリーズも、にごりタイプやとろみタイプは避けるという点は共通しています。

Pシリーズ限定のあわ入浴剤

三菱エコキュートの最上位モデルであるPシリーズには「ホットあわー」というマイクロバブル機能が搭載されています。

このPシリーズに限り、あわ入浴剤を使用することができます。

ホットあわーで発生する約0.01mmの微細な泡と入浴剤の香りが組み合わさり、より贅沢なバスタイムを楽しめるのが特長です。

  • バンダイ:薬用あわ入浴剤ボトルタイプアンパンマン
  • ハウス オブ ローゼ:アロマルセットボディウォッシュ&バブルバス

対象はPシリーズの2016年発売以降の機種に限られます。

SシリーズやAシリーズでは使用できないため、あわ入浴剤を楽しみたい場合は自分の機種がPシリーズかどうかを確認してください。

発売年ごとの対応入浴剤早見表

三菱エコキュートは発売年によって使える入浴剤が異なります。

以下の早見表で、ご自宅の機種の発売年に合った入浴剤をすぐに確認できます。

発売年バブバスクリンバスロマン温包あわ入浴剤(Pシリーズのみ)
2009年以前×××××
2010〜2015年××××
2016〜2017年×××○(Pシリーズのみ)
2018〜2021年×○(Pシリーズのみ)
2022年以降○(Pシリーズのみ)

この表を参考にすると、2010年以前の機種では残念ながらメーカー推奨の入浴剤はありません。

一方、2022年以降の機種であれば選択肢がもっとも広く、4つのシリーズから好みの入浴剤を選ぶことができます。

なお、ここでの「発売年」はエコキュートの製品発売年であり、購入した年とは異なる場合があるため、後述する型番での確認方法を参考にしてください。

三菱エコキュートで使えない入浴剤の見分け方

にごり湯タイプがNGな理由

にごり湯タイプの入浴剤には、お湯を乳白色にするための炭酸カルシウムやパウダー成分が含まれています。

これらの微粒子はお湯に溶けきらず、追いだきの際に配管内部を通ると少しずつ沈殿して蓄積されます。

蓄積が進むと配管が狭くなり、お湯の循環が悪くなったり、ポンプに負荷がかかったりする原因になります。

にごり湯タイプの代表例特徴
バブミルキー乳白色ににごる
バブチーノクリーミーな泡でにごる
バスクリンピュアスキン乳白色ににごる
バスロマンスキンケア乳白色ににごる
温包とろり炭酸湯にごり+とろみの両方あり

パッケージに「にごり湯」「ミルキー」「乳白色」といった表記がある入浴剤は、三菱エコキュートのフルオートタイプでは使わないようにしましょう。

お湯が透き通っているかどうかが、使えるかどうかの最もわかりやすい判断基準になります。

バスソルト・硫黄系がNGな理由

バスソルトや温泉の素など、塩分や硫黄成分を含む入浴剤はエコキュートの大敵です。

塩化ナトリウムはステンレスなどの金属部品に塩素イオンとして作用し、腐食を促進します。

塩化ナトリウムや硫黄成分を含む入浴剤は機器の故障に直結するため、エコキュートでの使用は避けるのが鉄則です。

硫黄成分も同様に、銅やステンレスの配管を化学的に劣化させます。

  • バスソルト全般(ヒマラヤ岩塩、エプソムソルトを含む)
  • 温泉の素(硫黄泉や塩化物泉を再現するタイプ)
  • 草津温泉・別府温泉などの「濁り湯系」温泉入浴剤

これらは1回の使用ですぐに壊れるわけではありませんが、繰り返し使うことで配管内部の金属が徐々に侵食され、気づかないうちに劣化が進行します。

温泉気分を楽しみたい場合は、硫黄成分や塩分が含まれていない透明タイプの温泉入浴剤を選んでください。

固形物・とろみ成分がNGな理由

薬草やゆずの皮など固形物が入った入浴剤も、フルオートタイプのエコキュートでは使用できません。

固形物は循環口に設置されているフィルターに引っかかったり、ポンプの内部に入り込んで詰まりの原因になったりします。

NG成分具体例リスク
固形物薬草パック、ゆずの皮、花びらフィルターやポンプの詰まり
とろみ成分ポリマー系増粘剤、ミルク成分配管内壁への付着・蓄積
シリカパウダー無水ケイ素を含むスクラブ系配管内に蓄積し流路を狭める

とろみ成分についても注意が必要です。

「とろとろの湯」「なめらかなお湯」をうたう入浴剤には増粘剤が配合されていることが多く、これが配管内壁にべとつきとして残ります。

自動配管洗浄だけでは落としきれないケースもあるため、避けるのが無難です。

パッケージで判断する3つのチェックポイント

店頭で入浴剤を手に取ったとき、エコキュートに使えるかどうかをパッケージから判断するためのポイントを3つ紹介します。

  1. お湯の色を確認する:パッケージの写真やイラストでお湯が透明か乳白色かをチェックする。透明タイプなら使える可能性が高い
  2. 成分表示を確認する:「硫黄」「塩化ナトリウム」「炭酸カルシウム」「シリカ」の記載がないことを確認する
  3. 「エコキュート対応」の表記を探す:一部のメーカーはパッケージにエコキュート対応を明記しており、この表記があれば安心できる

迷った場合は、三菱電機が公式に発表している推奨入浴剤の商品名と直接照らし合わせるのが最も確実です。

なお、推奨品であっても2種類以上の入浴剤を混ぜて使うと成分の濃度が高くなり、配管への影響が増すため、1回の入浴につき1種類を守ってください。

入浴剤使用時のメンテナンスと配管洗浄

自動配管洗浄・バブルおそうじの活用方法

三菱電機の「バブルおそうじ」機能紹介ページによると、エコキュートのPシリーズとSシリーズには自動配管洗浄機能が搭載されています。

入浴後に浴槽の栓を抜くだけで自動的に配管の洗浄がスタートし、約0.01mmのマイクロバブルが配管内壁に付着した汚れを吸着して流します。

洗浄剤を使わずに毎日配管を清潔に保てるため、入浴剤を日常的に使う家庭では心強い機能です。

機能名搭載シリーズ仕組み
バブルおそうじPシリーズ・Sシリーズマイクロバブルで配管内壁の汚れを吸着・洗浄
通常の自動配管洗浄全シリーズ(フルオート)栓を抜くと新しいお湯で配管内をすすぐ

バブルおそうじを搭載していないAシリーズでも、フルオートタイプであれば栓を抜いたときに新しいお湯で配管内をすすぐ基本的な自動洗浄機能は備わっています。

入浴剤を使った日は、この機能が「入」に設定されていることをリモコンで確認しましょう。入浴剤が混ざったお湯のまま配管に残ると汚れが蓄積しやすくなります。

手動配管洗浄の手順と推奨頻度

自動配管洗浄だけでは取りきれない汚れもあるため、定期的な手動配管洗浄も大切です。

一般的には3〜6ヶ月に1回のペースが推奨されていますが、入浴剤を週に3回以上使うような家庭では1ヶ月に1回程度の洗浄が安心です。

  1. 浴槽の循環口の中心から10cm以上の高さまでお湯または水をためる
  2. 市販のふろ配管用洗浄剤を投入する(ジョンソン「ジャバ(1つ穴用)」が多くのメーカーで推奨されている)
  3. リモコンから洗浄運転を実行する
  4. 洗浄が終わったらお湯を排水する
  5. 再度、循環口から10cm以上の水をためてすすぎ運転を行う

配管洗浄を行う際の注意点として、入浴剤が入ったままのお湯は洗浄に使わないでください。

入浴剤の成分が洗浄剤の効果を弱めてしまう可能性があります。

必ず新しいお湯か水をためてから洗浄剤を入れるようにしましょう。

キラリユキープPLUSで清潔を保つ

三菱エコキュートのPシリーズとSシリーズには、「キラリユキープPLUS」という衛生機能が搭載されています。

これは配管に設置されたUV-LEDユニットが、通過するお湯に深紫外線を照射して菌の増殖を抑える仕組みです。

深紫外線の力で菌のDNAに直接作用し、優れた除菌効果を発揮します。

入浴後にお湯を残しておく場合でも、菌の繁殖を抑えて不快なニオイの発生を軽減してくれます。

  • 搭載シリーズ:Pシリーズ、Sシリーズ(コンパクトモデルを除く)
  • 仕組み:ふろ配管を通るお湯に深紫外線を照射し除菌
  • 効果:入浴後のお湯の不快なニオイを抑制

入浴剤を使った後にお湯を翌日まで残す家庭にとって、キラリユキープPLUSは衛生面の安心材料になります。

ただし、この機能があるからといって配管洗浄が不要になるわけではないため、定期的なメンテナンスは引き続き行うことが大切です。

三菱エコキュートの機種と発売年の確認方法

型番シールの場所と読み方

三菱エコキュートで使える入浴剤を正しく選ぶには、まず自分の機種の「発売年」を知る必要があります。

確認の第一歩は、貯湯タンクの本体に貼られている型番シールを見ることです。

三菱エコキュートの場合、タンク本体の左下あたりにシールが貼られており、「SRT-」から始まる英数字の文字列が型番です。

確認項目場所・方法
型番シール貯湯タンク本体の左下
型番の形式「SRT-○○○○」から始まる英数字
発売年の特定三菱電機公式サイトの年度別仕様表PDFで型番を照合

型番がわかったら、給湯器専門業者が公開しているエコキュートの型番一覧ページなどを参考にすると、その機種の発売年を正確に特定できます。

シールが経年劣化で読み取りにくくなっている場合もあるため、設置直後に型番を写真で記録しておくのがおすすめです。

Pシリーズ・Sシリーズ・Aシリーズの違い

三菱エコキュートのフルオートタイプには、機能の充実度が異なる3つのシリーズがあります。

入浴剤の対応状況に直接関わるのはあわ入浴剤の使用可否ですが、配管の清潔を保つ機能に差があるため、入浴剤を日常的に使いたい方はシリーズの違いも把握しておくと安心です。

シリーズ位置づけバブルおそうじキラリユキープPLUSホットあわーあわ入浴剤
Pシリーズプレミアム
Sシリーズハイグレード××
Aシリーズエントリー××××

Pシリーズはバブルおそうじ、キラリユキープPLUS、ホットあわーをすべて搭載しており、入浴剤との相性がもっとも良いシリーズです。

SシリーズもバブルおそうじとキラリユキープPLUSは搭載しているため、配管の清潔を保ちながら入浴剤を楽しめます。

Aシリーズは基本機能中心のため、入浴剤を使う場合は手動配管洗浄をこまめに行うことが大切です。

発売年がわからないときの対処法

型番シールが劣化して読み取れない場合でも、発売年を確認する方法はいくつかあります。落ち着いて以下の手段を順に試してみてください。

  1. 取扱説明書・保証書を確認する:購入時に受け取った書類に型番と購入年が記載されていることが多い
  2. 設置工事の書類を確認する:施工業者からもらった工事明細に機種名が記載されている場合がある
  3. リモコンの表示から確認する:一部の機種ではリモコンの設定メニューから型番情報を表示できる

上記でもわからない場合は、三菱電機のお客さま相談センター(0120-139-365)に問い合わせると、設置情報から機種を特定してもらえる可能性があります。

入浴剤の対応状況は発売年によって細かく変わるため、あいまいなまま使うよりも正確に確認してから入浴剤を選ぶことをおすすめします。

まとめ

三菱エコキュートでも、メーカー推奨の入浴剤を正しく選べば安心してバスタイムに入浴剤を取り入れることができます。

バブ・バスクリン・バスロマン・温包の各シリーズは透明タイプであれば使用可能ですが、にごり湯タイプやバスソルト、硫黄系の入浴剤はフルオートタイプでは避ける必要があります。

自分の機種の発売年を型番から確認し、対応する入浴剤を選ぶことが故障予防の第一歩です。

入浴剤を使ったあとは自動配管洗浄を活用し、定期的な手動洗浄も組み合わせることでエコキュートを長く快適に使い続けることができます。

エコ楽:太陽光発電・蓄電池・省エネ設備の費用や選び方をわかりやすく解説するメディア

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この記事を書いた人

エコ楽編集部は、太陽光発電システムや蓄電池などの省エネ機器を手がける株式会社BFMが運営するメディアです。
住宅・エネルギー領域での豊富な現場経験をもとに、太陽光発電・蓄電池・省エネに関する正確で役立つ情報を、わかりやすくお届けしています。制度や補助金など日々変わる情報もいち早くキャッチし、エコな暮らしを検討するすべての方の「信頼できる情報源」となることを目指しています。

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